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三井住友トラスト・パナソニックファイナンス株式会社


長谷尾 葉子

銀行と交渉し、数十億円を資金調達!当社の経営を根幹から支えています。 辻 葉子 2009年入社 財務部 事務/営業
  • 入社動機
  • ダイナミックな事業内容に惹かれて入社。
大学では商学部に所属し、マーケティングの研究をしていました。就職活動時、業種を絞らず色々な会社を見ていく中で知ったのが、リース業界。調べていくと機械設備などの規模の大きなモノにもリースが役立っていることが分かり、中でも当社は銀行のグループ会社ということもあって、ダイナミックな仕事ができそうだと感じました。金融業界に女性は少ないとも言われますが、面接ではまるで喫茶店で雑談をしているような自然な雰囲気で話すことができ、「この会社なら自分らしく働けるのではないか」と確信しました。入社してからしばらくの間は営業アシスタントの仕事を担当していたのですが、2012年4月からは財務部へ異動することに。思いもよらない異動だったので驚きましたが、若くても大きな仕事に挑戦できる環境なのだと、改めて思いました。
  • 仕事内容
  • 金融機関との交渉や、資金繰りを担当しています。
財務と言うと、会社の中でPCや書類と向き合う仕事というイメージがあったのですが、実際は全く違います。会社の財務基盤を支えるため、積極的に外部とコミュニケーションをとって働くのが財務担当者の役目なのです。私の主な仕事内容は、担当しているいくつかの銀行を相手に資金を借入すること。たとえば当社がお客様と機械設備のリース契約を結んだ場合、当社がまずその設備を設備メーカー等から購入し、その設備をお客様に貸し出すという流れになります。このときに必要となる資金を金融機関から調達するのが、私たちのミッション。借入金額は通常10億円単位、大きいときは50億円以上にのぼる場合もあります。大きな金額だけに、借入時の金利を少しでも低く設定してもらえるよう粘り強く交渉しなければなりません。一方、日々の「資金繰り」も大切な業務の一つ。たとえば当社が取引先企業に出金するとき、あらかじめ出金口座に必要な金額を移しておくといった業務なのですが、こちらも、万が一間違いがあると会社の信用を損なう恐れもある、責任重大な仕事です。それ以外には、決算関連の書類や各種契約書の作成などの業務も行っています。
  • 仕事の魅力
  • 巨額の資金調達を掛けて、交渉に臨む責任感とやりがい。
金融機関との交渉では、いかに借入の金利を下げることができるかが重要なポイントです。たった0.01パーセント金利が変わるだけでも、会社の収益にかなり大きな影響を及ぼすことになるので、責任は重大。1〜2ヶ月かけて何度も対話し、交渉を進めていくことになります。複数存在する取引銀行ごとに交渉材料は違いますし、日本市場はもちろん、世界市場の動向によっても金利の相場は日々変化しています。経済・金融に関わる情報を常に収集しなければなりませんし、高いコミュニケーション力が要求される仕事です。それだけに、目標金利での資金調達が成功したときには非常に嬉しいですし、財務のプロとして成長できたという実感を味わうこともできます。財務部にいると、社長をはじめ経営陣が一堂に会する場で財務報告に立ち会う機会もありますし、社長と一緒に金融機関を訪問することも。文字通り企業経営の中枢に近い場所で仕事をしているのだと思うと、身が引き締まる思いがします。
  • 将来の目標
  • 結婚・出産後も、財務を続けたい。
将来結婚して、出産することになったとしても、家事と両立しながら仕事を続けたいと考えています。当社には育児休暇を取得して職場に復帰した女性の先輩社員もたくさんいらっしゃるので、長期的なキャリアプランは考えやすいですね。もちろん、仕事面ではまだまだ知識の乏しい部分もあるので、もっと勉強してベテランの先輩方のように「誰からも頼られる存在」になりたい。財務部に限らず、当社では全社的に若手社員を育成し、大きな仕事を任せる風土があるので、成長するチャンスは豊富だと感じています。実際、私も異動したばかりの頃はほとんど財務の素人でしたが、上司・先輩が辛抱強く仕事を教えてくださったおかげで、1年ほど経った頃には一通りの仕事をこなせるまでになりました。今度は私が後輩に知識を与えるようになれたらいいな、と考えています。
  • 学生へのメッセージ
私が就職活動をしていたときは、自分のやりたいことが何なのかがわかりませんでした。だからこそいろんな業界を見て、たくさんの会社の人と出会って、その結果、当社に入ることができました。今になって感じることは、自分がどんな仕事に向いているのかなんて、仕事を始めてみないことにはわからないし、会社に入ってから自分でも意外な成長を遂げることもあるということ。「自分はこんな人間だ」と決めつけず、柔軟な姿勢で就職活動をするのが良いと思います。