ダイバーシティへの取り組み
ICT の進化とともに、ビジネスは既に国境の壁を越え、その中でFEASTはグローバルにビジネス展開を推進している。海外にシステムを導入していくためには技術力も必要だが、その土地の制度や文化への理解も重要となってくる。また、育児と仕事を両立し長く働きたいと考える女性が増える中、ワークライフバランスへの対応も大切となっている。そのためには、日常的に異文化や多様な考え方を認め合い、国籍・性別に関係なく、社員が働きやすい環境を実現していくことが理想的だ。
国籍を意識しない職場でグローバルな視点を融合して。
父親が貿易業を営んでおり日本とも仕事をしていた関係で、子どもの頃からスリランカでは珍しい刺身を食べるなど、日本文化に親しみ、興味を持っていた。大学進学時に日本への留学を決意。大学ではメディア情報技術を学び、その知識を活かして現在は新規ビジネスに取り組んでいる。
「日ごろの業務では国籍を意識することもなく、仕事がやりやすいですね。逆に外国籍の社員である自分ならではの視点も活かしてくれるので、世界市場を意識したグローバルビジネスを展開する環境づくりをしていくことこそが、私がここで働いている大きな 意味だと考えています」そう語るデシルワは、新規ビジネスを立ち上げることが目的の部署に所属。ICTの技術を活用した“電力の見える化や、スマートフォンを利用した遠隔制御”などに関連した新ビジネス、新技術の開発を担当している。
「この仕事は新たなアイディアを会議で提出し、ディスカッションするところから始まりますので、常日頃の情報収集と、それに基づいた自分なりの考えをしっかり持つことが重要です。FEAST の良いところは、若手や新配属の社員が出したアイディアでも頭ごなしに否定されないところです。別の観点からの意見や、この点をもっと工夫したら実現できるのでは、といった前向きな意見が尊重され、外国籍の私からみても、多様な価値観を受け入れてくれる土壌がある点がFEASTの大きな魅力であると実感しています」今後は、国内向けに開発された製品を、海外市場に売り出すための改善や改良をしていくことに注力していきたいと考えているデシルワ。そのためには、どんな発想もグローバルな立場で考え直してみることを心掛けている。またそれは、職場全体に共通する風土だともいえる。
女性の活躍を支援する職場環境。
結婚、出産というライフステージの変化は仕事に対しての考え方を見直す機会だ という高橋。確かに退職という選択肢もあったが、充実した支援制度とそれを有効に活用できる環境が整っていたため、現在も好きな仕事を続けながら、短時間勤務制度などを活用してメリハリのある生活を送っている。
「私は2009 年より1年間育児休暇を取得し、2010年に復帰しました。復帰後は育児と仕事を両立させるために、短時間勤務制度を活用しています」そう語る高橋は、短時間勤務の中で責任ある仕事を行っている社員の一人。
「育児休暇から復帰後は短時間勤務制度を利用していますが、制度を利用するには周囲の社員の理解や協力も必要です。短時間勤務でどうしても自分だけではできないことがあるとき、チームのメンバーが快くフォローしてくれるのは本当にありがたいと思います。
短時間勤務になって、時間に対する意識が変わり、時間をうまく使うことを考えるようになりました。SEとして、この環境の中で、今後も自分のできる業務をしっかりと行っていきたいと思っています」社会的にワークライフバランスの考え方が浸透してきており、社内にも育児休暇、短時間勤務を利用して活躍し続けている女性先輩社員は数多い。女性の社会進出が進み、企業の戦力として欠かせない存在となっていく中で、ますます働きやすい環境になってきている。
2000 年 | ▶入社 |
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2007 年 | ▶結婚 |
2009 年 | ▶出産 育児休暇1 年 |
2010 年 | ▶復職 |